仮想通貨FX(ビットコインFX)とは?|FXと仮想通貨FXの違いってなに?

更新日 2020年7月14日

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近年の価格上昇とその後の下落で金融市場に話題を提供している仮想通貨ですが、その中の一つに「仮想通貨FX(ビットコインFX)」と言う金融派生商品(デリバティブ商品)があります。

FXは「Foreign eXchange(外国為替)」の略ですので、外国の通貨ではないビットコインなどに付けるのは少し違和感がありますが、日本の仮想通貨業界では定着した名前になっています。

この仮想通貨FX(ビットコインFX)とは一体どのような商品なのか?、われわれFXトレーダーが取引している既存のFXとの違いは何なのか?、などをこのページで解説してみます。

仮想通貨FX(ビットコインFX)とは?

仮想通貨FX(ビットコインFX)とは、ビットコインのような仮想通貨を対象として取引する金融派生商品(デリバティブ商品)の一つで、既存のFXと同じく「現物を取引せず差金決済を行う点」、また「レバレッジを掛けることで資金効率を上げることができる点」などが特徴です。

仮想通貨には他にも現物取引・信用(レバレッジ)取引などの商品があります。
※信用(レバレッジ)取引と仮想通貨FXはユーザから見るとほぼ同じ商品の印象ですが・・

以下の表に違いをまとめてみましたのでご参考下さい。

仮想通貨の現物・信用・FXの違い

仮想通貨の「現物・信用・FX」の違い
項目 現物取引 信用取引

(レバレッジ取引)

仮想通貨FX

(ビットコインFX)

新規買建 できる できる できる
新規売建 できない できる できる
最大レバレッジ
(主な国内取引所)
× 4倍~25倍
※取引所、通貨による
4倍~25倍
※取引所、通貨による
仮想通貨としての利用
(支払いなど)
できる できない できない
取引手数料 あり
※業者によって無料
あり
※業者によって無料
あり
※業者によって無料
スワップポイント手数料

(レバレッジ手数料)

なし あり あり

※調査担当者:瓜生 勝(著者)

用語の説明

新規買建

買い建てのポジションを持てるかどうかです。
※参考:ポジションとは?

現物取引・信用(レバレッジ)取引・仮想通貨FXのいずれももちろんできます。
ただしレバレッジを使った取引は信用取引・仮想通貨FXのみ対応しています。

新規売建

売り建てのポジションを持てるかどうかです。
※新規売り(空売り)がわからない方は↓をご覧ください。 新規売り建て(空売り)とは?

ビットコインなど、仮想通貨の現物取引は株やFXと同様に新規買り建てと決済が基本で新規売り建てはできません。一方、信用取引(レバレッジ)取引・仮想通貨FXでは新規売り建てが可能です。

最大レバレッジ

国内の主な仮想通貨業者のレバレッジです。
信用取引(レバレッジ)取引・仮想通貨FXのどちらも4倍~25倍の範囲でした。

ちなみに海外の業者では数百倍のレバレッジで取引できる先があるようですが、通常の海外FX業者と同様な理由で当サイトではオススメしていません。
参考:国内業者と比べた「海外FX口座のメリット・デメリット」

仮想通貨としての利用可否

仮想通貨として店舗などで現金の代わりに支払いに使えるのかです。

現物は購入すれば現金の代わりに使うことができますが、信用取引(レバレッジ)取引・仮想通貨FXでは店舗などで利用することはできません。
つまり、信用取引・仮想通貨FXは差益のみがメリットと言うことになります。

取引手数料

取引手数料が発生するか、否かです。
仮想通貨業者のサービスによりますが、基本的にはどの金融商品でも売買手数料は発生します。

なお業者によって違いますが、信用取引と仮想通貨FX(ビットコインFX)は手数料の他にスプレッドがかかる可能性がありますのでご注意下さい。 スプレッドとは?

スワップポイント手数料(レバレッジ手数料)

こちらは信用(レバレッジ)取引と仮想通貨FXにかかるポジション保有のランニングコストです。1日1回 ロールオーバー時に発生します。

株式投資の信用取引をされている方は金利や貸株料をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。

【ご注意】
「スワップポイント」と言う名前になっているため、FXトレーダーが見ると”貰えるもの”だと勘違いされる方がいるかもですが、仮想通貨FXでのスワップポイントは”支払うコスト”になります。
スワップポイントとは何ですか?

少し長くなりましたが、以上が仮想通貨の現物・信用・FXによる違いです。

仮想通貨を通貨として使うのであれば現物取引が必須ですが、あくまでの差益を取るための投資商品として見るのであれば信用取引(レバレッジ取引)や仮想通貨FX(ビットコインFX)と言うのも選択肢の一つとして良いのかもしれませんね。

ただし信用取引・仮想通貨FXはポジションを持っているだけで毎日コストが発生するため、長期保有には向きません。

FXと仮想通貨FX(ビットコインFX)の違い

では、次に当サイトでご紹介している通常のFX(外国為替のFX)と仮想通貨FX(ビットコインFX)の違いを説明します。

FXと仮想通貨FX(ビットコインFX)の違い
項目 FX
(外国為替証拠金取引)
仮想通貨FX
(ビットコインFX)
投資対象商品 外国為替 仮想通貨
取引時間 土日含めた24時間
※メンテナンス時間あり
土日除く24時間
※メンテナンス時間あり
最大レバレッジ
(国内主要業者)
~25倍 4倍~25倍
ボラティリティ
(価格の変動率)
少なめ 多め
取引手数料 無料
※一部業者は有料
有料
※一部業者は無料
スワップポイント 受取り or 支払い 支払いのみ
投資スタイル どの投資スタイルでもOK 短期投資向き

※調査担当者:瓜生 勝(著者)

まず取扱の金融商品が外国為替と仮想通貨で大きく違います。両者を比べると仮想通貨のほうがボラティリティ(価格変動率)の差がかなり多いため、既存のFXよりもハイリスク・ハイリターンなデリバティブ商品と言えます。

また、スワップポイントを貰うことができるメリットなのは既存のFXだけでビットコインFXでは支払うコストになるため、「スワップポイント狙いの長期投資スタイル」などはできません。

結果、仮想通貨FX(ビットコインFX)の投資スタイルは短期投資が最も適した投資スタイルと言うことになります。

ビットコインFX(仮想通貨FX)に関するQ&A

初心者でもわかるQ&A

仮想通貨FXの税金は既存のFXと同じですか?

通常のFXは申告分離課税で利益の20.315%(2019年7月時点)が税金になります。
FXの確定申告Q&A

一方、仮想通貨FX(ビットコインFX)での収入は総合課税の雑所得に分類されるため、税率は給与収入を含めた他の収入によって変わります。 ※詳しくは「ビットコイン(仮想通貨)の税金・確定申告に関する怖い話」をご覧ください。

仮想通貨FXのデメリット・注意点を教えて下さい

まずメリットにもデメリットもなりますが、ボラティリティが非常に高い点は注意が必要です。通常のFXの感覚で証拠金を入れると思わぬ相場の上下動で強制ロスカットを受ける可能性があります。余裕を持った資金管理が重要になります。

また、本文でもお伝えしている通り、スワップポイント手数料(ロールオーバー時のコスト)が発生するため、ポジションの長期保有には向かない点と税金が総合課税になるため、本業収入と合算して税金が加算される点にもご注意下さい。

仮想通貨FXのやり方を教えて下さい

個人的な見解ですが、経済的な長期視点でみるのであれば仮想通貨は世界景気のインフレ時に投資するのが適切だと思います。景気減退期ではどうしても日本円など国のお墨付きのある通貨に資金が流入してしまうためです。

記事を書いている2019年時点で言うと景気上昇期から停滞期(または減退期)に移ろうとしている状況ですので戦略としてはタイミングを見て新規売りなどでコツコツ利益を得るも面白いかも知れません。
ただし何度もお話しているようにロールオーバー時のコスト(スワップポイント手数料)には注意をしてくださいね。

超初心者向け「FXとは?」

この記事を書いた人(著者)

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瓜生 勝(うりう まさる)

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
■ みんなの株式 ネット証券比較プロデューサー
- 20代で「投資で飯を食べていこう!」と決断し同社に転職。「(自分のためにも)勝てる情報・勝てるツール・勝てるサービス」を探し、日々ネット証券やFX会社のサービスを調査。投資全般のマニアックな分析が好きなオタク系トレーダー。
個人的にいま好きな会社
:「サービスレベルで他社に負けない!」と言う気持ちがビシビシ伝わって来ます(^O^)

  • □ 著者: 瓜生勝

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