このページの概要
- ● スリッページとは, 注文時の価格と約定時の価格の差
- ● スリッページが発生しやすい取引業者には注意が必要

スリッページとは?
スリッページの意味
スリッページとは, 取引における【注文価格と約定価格の差】のことです。スプレッドと似ているように感じるかもしれませんが、スプレッドは「買値と売値の差」ですのでスリッページとは明確に違います。
※参考:スプレッドとは?
例えば米ドル円(USD/JPY)を取引画面を見て112.100円の時に買い注文をしたが, 実際に約定したのが112.125円だったとすると 2.5銭 (2.5pips) のスリッページが発生したと言う意味になります。
上記のようにスリッページ2.5銭が発生した場合, 1万通貨の取引では250円の損失, 10万通貨の取引では2,500円の損失となります。それが10回発生すると, 10倍の損失がなるので スリッページはトレーダーの損益に直結するものと言えます。
スリッページが発生する主な要因は FX会社のシステム力が深く関係しています。 注文を確実に約定するシステム力・約定力が如実に表れるのがスリッページの有無ですから, 取引業者を選別する時に スリッページが起こりにくい口座を選ぶのが最善です。

流動性が低いときも発生しやすいのでご注意!
参考:スリッページが発生する時間帯やタイミング
許容スリッページを設定しよう
取引の構造上, スリッページが100%発生しない口座はほとんどありません。 そこで覚えておきたいのが, 注文する時に「許容スリッページ」が設定可能か否かという点です。 多くのFX会社では許容スリッページの値を設定することができます。
例えば、上と同じUSD/JPY通貨の取引時に102.100で注文を出したとしましょう。 許容スリッページの値を1銭(1pips)としておくと, 102.110以上のレートで約定することはないので 損失を最小限にとどめることができるのです。
GMOクリック証券 や ワイジェイFXなら 許容スリッページの設定が Webブラウザ・PC取引ツール・スマホ用アプリでできますので 安心して取引できます。
ただし 許容スリッページの値を低く(狭く)設定すると, 相場の急変時などで注文が約定できないケース(注文不成立)もあります。 許容スリッページを低く設定したい方はカバー先が多いFX業者で取引をされるのをお勧めします。
取引業者別のカバー数
※社名クリックで業者のカバー先一覧ページへ
- ・ GMOクリック証券のカバー取引先:19社
- ・ YJFX!のカバー取引先:27社
- ・ DMM.com証券のカバー取引先:14社
- ・ ヒロセ通商のカバー取引先:22社
- ・ SBIFXトレードのカバー取引先:2社
- ・ みんなのFXのカバー取引先:11社
- ・ 外為どっとコムのカバー取引先:23社
- ・ マネーパートナーズのカバー取引先:19社
- ・ FXブロードネットのカバー取引先:7社
- ・ FXプライムbyGMOのカバー取引先:17社
- ・ JFXのカバー取引先:1社
- ・ 外為オンラインのカバー取引先:11社
- ・ サクソバンク証券のカバー取引先:1社
- ・ セントラル短資FXのカバー取引先:24社
- ・ インヴァスト証券のカバー取引先:24社
- ・ LIGHT FXのカバー取引先:11社
- ※2020年9月時点
スリッページがオススメのFX会社
最後にスリッページや約定力で選んだオススメの1社として「マネーパートナーズ(マネパ)」をご紹介します。

マネーパートナーズは2019年に矢野経済研究所が実施した主要FX会社のサービスパフォーマンステストにおいて ”スリッページ0% & 約定拒否0件” を記録した唯一の業者です。※検証内容などの詳細はプレリリースをご覧ください。
実は同社はスキャルピングなどの短期売買でスベりにくい(スリッページが発生しにくい)としてプロトレーダーに人気がある業者。約定力にはかなり力を入れているようです。
いくらスプレッドを安く設定しても約定しなければ意味がありません。せっかくの取引タイミングを逃したくない、と考えている投資家さんにはマネーパートナーズは良いのではないでしょうか。