このページの概要
- ● 注文不成立となる, or 希望レートで約定しない, ことが多い
- ● 後者の防止のため, スリッページ設定するのがオススメ

約定しなかった場合どうなる?
FX会社の規定にもよりますが、いくつかのケースが想定されます。
注文不成立として注文削除
米ドル円(USD/JPY)の今のレートが100円、101円になったら買おうと思い、101円で指値注文をしておいたとしましょう。しかし、急激なレート変動が起こり、USD/JPYレートが一気に102円まで上昇。
このようなケースでは、注文通り約定するのが難しく、場合によっては注文が不成立となるかもしれません。その時は、「注文不成立」として注文が削除されます。
希望レートで約定しない
USD/JPY通貨の今のレートが101.100円、101.150円での買い注文(指値注文)を出しました。レートは円安方向に動き、101.150円に達した時点で注文実行となり約定しました。しかし、約定レートは101.160円。1銭ものスリッページが起こっての約定となりました。
しかし、この場合でも約定は成立で、「希望通りに約定しなかったので無効」ということにはなりません。スリッページの結果はトレーダーが負うことになっています。
スリッページとは?
以上の通り、幾つかのケースが想定されますが、スリッページ又は約定不成立が起こると気分が良いものではありません。できる限り約定力の強いFX口座を利用するのが大きなポイントとなります。