FXの基本的な注文方法
このページの概要
- ● 基本的な注文方法は以下の6種類
- ● 同じ注文方法でも業者によって名前が違う場合がある
- ● 上記以外に特定のFX会社でしか扱っていない注文もある

詳しく解説
FXで利益を出すためには、新規注文と決済注文は必要不可欠です。その注文方法を学び、しっかり稼げるようになりましょう。以下、FXの基本的な注文方法をご紹介します。
ほとんどのFX業者が扱っている基本的な注文方法として下記の6種類があります。ただFX会社によっては下とは別に独自の注文方法を持っている会社もあります。
注文方法が多いほど選択の幅が広がり取引に有利に働くことは間違いありません。
FX会社各社の注文方法については↓に詳しく記載していますのでご覧ください。
※参考:トレードツール比較
ストリーミング注文
これは成行注文のことでFX会社によっては呼び方が変わることもあり、例えば外為どっとコムでは「マーケット注文」という名称になっています。
この注文は表示されているレートをクリックするだけで注文成立するため、取引がスピーディーなのが特徴ですが、必ずしも自分の思い通りに約定できるとは限りません。
102.324円でクリックしたものの約定は102.334円だった、と言うように注文レートと約定レートに差がでることもあります。このように注文レートと約定レートに開きがでることをスリッページと言いますが、FX会社のほとんどではスリッページ許容範囲が設定できるようになっています。 スリッページとは?
指値注文
レートを指定して注文する方法を指値注文と言います。
今の米ドル/円(USD/JPY)のレートが102.377円だったとすると『102.400になったら買い』という注文することを指値注文と言います。時に指値注文のことをリミット、又はリミット注文と言うこともあるので、ついでに覚えておきましょう。
逆指値注文
指値注文は、今のレートより有利なレートでの注文方法ですが、逆指値注文は今のレートより不利なレートでの注文となります。
今のUSD/JPY通貨レートは102.377円ですが、『102.300円になったら買い』という注文が逆指値注文となります。逆指値注文のことをストップ、又はストップ注文とも言います。
IFD注文
新規注文と決済注文をセットで注文する方法をIFD(イフダン)注文と言います。
今のUSD/JPY通貨レートは102.377円ですが、『102.400で買い、102.500で決済する』と注文するのがIFD注文となります。また、『102.300で売り、102.200で決済する』というのもIFD注文となります。
OCO注文
OCO(オーシーオー)注文は、二つの注文を同時に出す注文方法となります。
新規注文のケースですが、今のUSD/JPY通貨レートは102.377円で、『102.400になったら買い、102.300になったら売り』という二つの新規注文をだし、どちらかが約定したらもう片方の注文は自動的にキャンセルとなります。
また、決済注文においてもOCO注文を活用することができます。すでにUSD/JPY通貨を102.377円の時に買っており、『102.500円で利益確定、102.300円で損切り』と、二つの決済注文をだせるのもOCO注文の特徴です。
IFO注文
IFD注文とOCO注文を融合した注文方法がIFO(アイエフオー)注文となります。新規注文+利確注文+損切り注文をセットで注文できます。
今のUSD/JPY通貨レートが102.377円だとして、102.400で買い(新規注文)、102.500円で売り(利確注文)、102.300円で売り(損切り注文)。
この3つの注文を1セットで発注できるわけですが、忙しい時や取引画面から離れなければならない時などに有効活用できる、便利な注文方法となります。
なお今回ご紹介した注文方法を準備しているFX会社とそうでは無い会社があります。FX会社ごとの注文方法は下記ご参照下さい。 FX会社の取引ツールを比較