FX業者を選ぶ6つのポイント
このページの概要
- ● 取引単位, スプレッド, 約定力, スワップ, 通貨ペア数
- ● 業者を選びで押さえたい↑のポイントをそれぞれ解説

具体的にFX業者を選択する場合のチェックポイントとして, 次の6つの点に着目しましょう。 ※ポイントをクリックすると説明文に移ります。
1. 最低取引単位
まず, 通貨の取引単位ですが, これは直接的に証拠金に関係してくることになります。
例えば, 米ドル円で1万通貨が取引単位ですと 約4万円程度の証拠金が必要になり, ドル円の為替レートが多少なりとも上下してもロスカットにひっかからないためには少なくとも6万円から10万円程度の証拠金総額がないと危うい状況になってしまいます。
しかし, 1,000通貨単位の取引を認めてくれる業者であれば ドル円は1,000通貨 4千円程度で売買することができますから, 総額4万円の証拠金があれば余裕で取引できるということになるのです。
ドル円100円時の取引単位別:レバレッジ・必要証拠金 | ||
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取引単位 ※対応FX会社一覧 |
レバレッジ | 必要証拠金 |
1通貨:100円 (1ドル100円×1通貨) ※対応FX会社:SBIFXトレードのみ |
1倍 (レバレッジなし) |
100円 |
10倍 | 10円 | |
25倍 | 4円 | |
100通貨:10,000円 (1ドル100円×100通貨) ※対応FX会社:マネーパートナーズ(nano口座)のみ |
1倍 (レバレッジなし) |
10,000円 |
10倍 | 1,000円 | |
25倍 | 400円 | |
1,000通貨:100,000円 (1ドル100円×1,000通貨) |
1倍 (レバレッジなし) |
100,000円 |
10倍 | 10,000円 | |
25倍 | 4,000円 | |
10,000通貨:1,000,000円 (1ドル100円×10,000通貨) |
1倍 (レバレッジなし) |
1,000,000円 |
10倍 | 100,000円 | |
25倍 | 40,000円 |
投資総額によって 1,000通貨単位で取引できる会社を選ぶのか, 1万通貨単位で取引できるところを選ぶか, FX業者の最低取引単位が 一つ目の選択ポイントとなります。※FX会社の最低取引単位は↓ 参考:FXはいくらから始められる?
2. スプレッド
スプレッドはFX取引の事実上の手数料ですので、取引しようと思う通貨ペアのスプレッドが狭い業者が断然オススメです。
ただ, スプレッドの狭い業者は約定しにくい可能性もありますので, 約定力とセットで評価していくことが重要となります。 参考:スプレッド(手数料)が安い業者ランキング
3. 約定力
約定力ですが, 業者によっては約定率や約定スピードなどを公表しているところもありますので、参考にしてみるのがオススメです。 具体的には外部機関に自社の約定力調査を依頼して良い結果を出しているFXプライムbyGMO や JFX, マネーパートナーズ などが約定力が高いFX会社に上がります。
ただ 現実の約定力については 実際に使ってみないと よくわからないというのが正直なところだと思います。
利用者の口コミなどで情報を得る方法もありますが, 利用者のPC環境やFX業者のサーバー状況などによって全く違うため, 検証は難しく FX比較.tokyo でも比較対象にはできていません。
4. スワップポイント
スワップポイントは最近資源国通貨などの復権でFXの利益獲得方法としては大きく見直されるようになってきています。
トルコリラ や メキシコペソ, 南アフリカランドなどで取引をする場合には, このスワップポイントの高い業者を選択することが重要です。
たとえば南アフリカランドですと, 高いところは1日で150円程度がつきますが, 安いところは110円台というケースもあるぐらい数値は異なります。(スワップは2020年2月時点) 参考:スワップ金利が高い業者ランキング
スワップの高い会社で南アフリカランド円を買い、スワップの安い会社で南アフリカランド円を売るだけで利益を得るなど、FX会社のスワップポイントを利用した取引手法(スワップポイント差を利用したサヤ取り)も可能ですので業者選びのポイントとして理解しておくべきです。
5. 取引通貨ペアの設定数
取引通貨ペアについては 初心者の段階では米ドル円やユーロ円など日本で一般的なクロス円通貨ペアをおすすめします。参考:初心者にオススメの通貨ペア/オススメできない通貨ペア
ある程度取引に慣れてきてからは ユーロ豪ドルやユーロポンドなどクロス円以外の通貨ペア設定のされている業者のほうが, 利益機会を得るチャンスが増えるともいえます。
業者設定はある程度 FX取引に精通した段階で随時見直すことも可能ですから, あまり最初のタイミングでその選択に神経質になる必要はありません。 参考:FX会社の通貨ペア比較&ランキング
6. システムトレード自動売買
近年、FX業界で注目を集めている自動売買などに対応しているかどうかもFX会社を選ぶポイントの一つになります。
※参考:自動売買とは?
メタトレーダーやミラトレーダーなど世界的に有名なシステムトレードツールの他にも「iサイクル2注文(外為オンライン)」や「トライオートETF(インヴァスト証券)」など各社独自のリピート系自動売買ツールもあります。
※参考:リピート系FX自動売買ツールとは?|リピート系FXのメリット・デメリット
特にリピート系自動売買ツールは簡単に設定できる点やFXの知識がなくても投資信託のような”おまかせ投資”の感覚で売買ができる初心者にオススメのサービスとなっています。 参考:おすすめの自動売買ツールを比較&ランキング