米ドル円の特徴|日米の経済指標から見る米ドル円レート

更新日 2017年9月22日

米ドル円とは?

米ドル円とは, アメリカ通貨「米国ドル」と日本通貨「日本円」の交換レートのことで国内のFX取引では最もメジャーな通貨ペアです。※世界全体での為替通貨量で言うと1番はユーロ/米ドルになります。

米ドル円はFXトレードをする上での基本的な通貨ペアですので, しっかり中身を理解しましょう。 ここでは米ドル円の基本情報や長期チャート, 二カ国間(日本・米国)の為替に影響を与える経済指標を比べてみます。

アメリカ合衆国(米国)の基本情報

※2015年データ

データ元: JETRO(日本貿易振興機構)

米ドル円の長期(10年)チャート

ドル円長期チャート()

米ドル円:これまでの推移

米ドルはかつて固定レート(固定相場制)を導入しており, 当時の米ドル円は約360円と今と比べると圧倒的なドル高円安でした。 しかし 1973年に変動相場制へと移行したのを皮切りに米ドル円は下落を続け, 2011年8月には初の76円割れを記録しています。

ただ近年はアベノミクスに端を発した景気回復期待や日銀による金融政策などで米ドル円は上昇し, 110円前後で推移していると言う状況です。

米ドル円の特徴

特徴1. リスクオンでは上昇、リスクオフで下落

米ドル円の特徴として基本的には「リスクオン ⇒ ドル高円安、リスクオフ ⇒ 円高ドル安」になりやすい傾向があります。

これは米ドルと言うより日本円の特徴の一つで, 世界的な景気が良い場合は日本から新興国に投資を行うため, 日本円を新興国通貨に換金することにより発生します。 日本人が外国に投資を行うこともありますが, キャリー・トレードと言われる「金利に安い通貨(ここでは日本円)を借り入れて金利が高い国に投資する」方法でも日本円が使われる場合があります。

一方 リスクオフの場合には上記の資金の流れが逆流することを始め, スイスフランと並び「退避通貨」と言われる日本円(もっと言うと日本国債)に世界の資本が流れてくるためです。

特徴2. スプレッドやスリッページは比較的安定

国内FX業者の中では取引量が一番多い通貨ペアであるため、他の為替通貨と比べるとスプレッドの開きやスリッページは少なめです。

ただ米国雇用統計など重要な経済指標発表時にはスプレッドが拡大したり, スリッページが発生したりする場合があるのでご注意ください。

なお FX会社によってスプレッドには違いがあるものの, でご紹介している業者では 通貨別で見ると米ドル円を最安スプレッドにしている模様です。

経済指標から見る「米ドル円の今後の見通し」

長期スパンで見た今後の見通しとして、以下の2指標をベースに説明したいと思います。

どの通貨ペアでもそうですが, 米ドル/円は米国だけでなく日本の経済指標も影響を受けますので, 両国の経済指標を比べます。
※必ずしも想定通りにレートが動くわけではありません。投資は自己責任でお願いします。

ドル円に影響しそうな日米経済指標の推移

通貨に影響する経済指標推移(2006~2015)
指標名 日・米 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年

貿易収支

(億米ドル)
米国 -5,097 -6,487 -7,406 -7,412 -7,026 -7,415 -7,593
日本 581 1,085 -45 -535 -896 -998 -52
政策金利 米国 0.16% 0.18% 0.10% 0.14% 0.11% 0.09% 0.13%
日本 0.30% 0.30% 0.30% 0.30% 0.30% 0.30% 0.30%
米ドル円の平均値 93.7円 87.8円 79.7円 79.8円 97.6円 105.7円 121.1円

「貿易収支」で見る今後の米ドル円見通し

直近の貿易収支(2016年通期)

見通し

日本の貿易収支と比べてアメリカの貿易収支は赤字がかなり多いため、中長期で見ると米ドルから日本円への通貨の換金が行われます。 結果、貿易収支で見ると【円高・ドル安】傾向となります。

今後の見通しとしてはトランプ政権が推し進めている「貿易摩擦の是正施策など」により, 日米の貿易格差が縮まるのか否かで変わってくると思われます。 とは言え、ドル円の年間為替取引量から見ると貿易赤字の額はそれほど大きな金額ではありませんので、長期のトレンドを決めると言うより中期レベルの実需フロートと見たほうが良いと思います。

「政策金利」で見る今後の米ドル円見通し

直近の政策金利(2016年3月時点)

見通し

”米ドル円”に関しては日米の金利差が為替レートに大きな影響を与えます。 ドル円の場合、原則的に「金利の高い通貨が上がり、金利の低い通貨が下り」ます。

もし国債保有をする場合で考えると当然、日本よりもアメリカの国債を購入したほうが金利分お得ですね。 金利が高くなると言うことは世界の国債マネーが流入することになり、結果, 通貨高が起こると言う事です。

アメリカのFRBは景気動向を考え見つつ、金利を上げていく方針ですが、日本の日銀は「利上げはまだまだ先」と言っています。「政策金利」で考えると米ドル円は上昇の見込みになりそうだと言えます。

ちなみにFXのスワップポイントも同じ仕組みで米ドル円の場合, 日米の金利差でおおよそのスワップが決まります。 「最近、ドル円の買いスワップが上がってきたな…」と感じる方もいらっしゃると思いますが、それは日米の金利差が開いた結果です。

業者別の米ドル円スプレッド・スワップ早見表

最後に米ドル円取引向きの業者を探すため、ドル円のスプレッドと買いスワップを掲載します。 取引の参考にして頂ければ幸いです。

※社名クリックで業者の詳細ページへ

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  • □ 著者: 瓜生勝

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