FXの国内業者と海外業者をいろいろ比べてみた

更新日 2017年10月11日

「海外FX業者のメリット・デメリット」の画像

FX投資を始めるには必ずFX取扱業者の口座を開設する必要がありますが, 国内の業者と海外の業者には様々な面で違いがあります。

海外のFX口座を紹介するサイトはたくさんありますが, 「海外FX口座の良い点ばかり言っているのでは?」と疑念がある方もいると思いますので, 当サイトでリアルに 国内FX業者 と 海外FX業者の違いを比べてみたいと思います。

【ご注意】
・当サイト「FX比較.tokyo」では海外FX口座はオススメしていません。 ※理由は文末に記載いたします。

国内業者と海外業者を比較

1. FX業者の年間取引高(売買代金)

まず海外FX業者の紹介サイトでは、あまり紹介されていない取引高についてです。国内業者と海外業者を比べる場合、自然と「海外業者の方が取引量も会社規模も大きい」と勘違いしがちなので、決してそういうわけでは無いことを最初に説明します。

GMOクリック証券が FX取引高 5年連続で世界一

※FX会社の取引高シェア率

金融庁あたりがFXの年間取引高などを調べてくれているかもと思いましたが、情報がありませんでしたので、GMOクリック証券のプレリリース情報を参考にしてみました。

こちらに記載がある通り、FXの年間取引高が5年連続世界第1位。同調査によると2位以降も5位まで全て国内のFX業者が占めています。

FXの年間取引高(比率) ※2016年

世界のFX取引量70%強が国内FX業者5社に集約されていることが上記でわかりますね。

元々FX(外国為替証拠金取引)は CFD(証拠金取引)の一部なのですが、日本では一時期ブームとなり、今では取引量のほとんどが日本国内での取引になったのです。

逆に株式指数などのCFDは、先物取引などの類似金融商品とシェアを食い合っているため、国内の取引量は決して多くありません。
※イマイチ浸透していませんが、先物取引は江戸時代に始まった日本古来の取引サービスです。

これから一つづつ説明していきますが、スプレッドやアプリなどFX取引における基本的なサービスは総じて国内業者の方が優れています。これは国内の取引量が多いからこそ、国内の取引業者同士のサービス競争の結果と言えます。

2. レバレッジ

個人的に海外FX業者のメリットの1番はこのレバレッジだと考えています。

ご存知の方も多いと思いますが、金融庁のレバレッジ規制により国内FX業者で開設する個人口座のレバレッジは25倍に制限されています。 ちなみに国内の法人口座には、これまでレバレッジの縛りが無かったのですが、2017年に入りレバレッジ規制によって100倍までに制限されているようです。

一方、海外のFX口座は金融庁の管轄ではありませんので、国内のようにレバレッジの規制が無く数百倍~数千倍のような高レバレッジ(ハイレバ)を提供している業者もあります。

※ご注意※

上で「ハイレバを提供している業者”も”ある」と書きましたが、金融庁は海外業者に対しても日本国内居住者への口座開設にはレバレッジ規制を適用するように指導しており、それを準拠して日本居住者への口座開設の場合、「25倍レバレッジを適用or口座開設を拒否」している業者もあります。

国内外業者による個人口座のレバレッジ
国内・海外業者 レバレッジ 対象業者の例

国内FX業者

25倍 など

海外FX業者

※レバレッジ規制準拠
25倍 FXCM、OANDA、サクソバンク証券、AVA-TRADEなど

海外FX業者

※レバレッジ規制未準拠
100倍 ~ 3,000倍 FXDD、XM、iForex、LAND-FX、FXProなど

3. スプレッド

これは国内・海外で必ず違うと言うわけではなく、上記の傾向が多いと言ったレベルですが、国内業者は原則固定スプレッド(DD方式:ディーリング方式)が多く、海外業者は変動制スプレッド(NDD方式:ノーディーリング方式)が多い傾向にあります。

もちろん国内FX業者(例:くりっく365、など)でも変動性を導入している企業はあります。変動性は例えばスプレッド0.0銭などものすごく有利になるケースもありますが、逆にスプレッドが大きく広がるリスクもありますので注意が必要です。スプレッドが拡がる理由

また米ドル/円やユーロ/ドルなどの取引量の多い通貨ペアに関しては国内業者の方が安く提供していることが多いのも特徴です。国内業者のスプレッド競争が激しいこと、ディーリング方式を採用して、且つ取引量が多いため、インターバンクに回すこと無く自社での決済ができることが理由です。

国内FX業者のスプレッド比較一覧

4. アプリやツール

これは「1.取引量」が影響しています。
国内業者でも海外業者でも取引量が多ければ利益を多く上げることは同じです。利益を上げればそれだけサービスレベルの向上のためにアプリや取引ツールにコストが掛けれるのです。

会社により当然違いはありますが、私が国内・海外のFX業者のツールを使い比べる限り総じて国内企業の方が充実しています。ただメタトレーダーに関してはどのFX会社でも同一のツールですので上記には当てはまりません。

まあ「made in Japan」クォリティと言えばそれまでですが(笑)

5. 安全性(投資家保護)

今回の説明で何度もお話しましが、国内FX業者は金融庁の規制・監督を受けています。レバレッジ規制がその代表ですね。しかし、これは金融庁は国内FX業者の競争力をなくそうとして規制を行っているわけではありません。

レバレッジは投資家にとってメリットとリスクが等価に発生する諸刃の剣です。金融庁としてはリスクが著しくならないように制限しているのです。

また、投資家保護の仕組みにも金融庁は指導・監督をしています。「信託保全」や「自己資本規制比率」など様々な形でFX会社が倒産など万が一のことがあっても投資家に不利益にならないような対策をとっているのです。

しかし海外FX業者では金融庁の管轄では無いため、投資家保護が徹底しているとは言い難い状況です。 (全額信託保全、一部信託保全、分割管理のみ、などマチマチです。)

投資は自己責任と言うのは当然ですが、資金を預け入れ先の金融機関の問題で自分が不利益を被るのは避けたいですね。

まとめ

上記以外にも日本語でのサポート体制や入出金のトラブル(円建て入金可能か?など)、国内口座ではあまり問題にならないレベルでも海外口座では注意が必要になります。

さて、当サイトで海外FX口座(業者)をオススメしない理由はここまでの説明をご覧になれば ご理解頂けると思いますが、要は『FXトレードに集中するには国内企業の方が良い』と言うことです。

FXで勝つのは簡単なことではありません。レバレッジは確かに魅力ではありますが、勝たなければ意味がありません。特にこれから取引を始める初心者の方はトレードに集中できる環境を持つ国内のFX口座で経験を積んでから海外口座に手を出しても決して遅くは無いと思います。

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  • □ 著者: 瓜生勝

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