甘く見てると陥りやすい「ロスカット」の罠とは

更新日 2017年9月19日

ロスカットとは?

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詳しく解説

‘FXはリスクをコントロールしやすい取引だ’と言われますが, その理由の一つがFXには ロスカット・システム が備え付けられているからです。 では, ロスカットとは一体何でしょうか?

ロスカットとは強制決済のことです。 通貨を保有し, 一定のレベルに達すると自動的に保有中の通貨が決済されてしまう。 これを ロスカット と言います。

このページでは 『ロスカットの例』 や 『FX会社ごとのロスカット・ルール』, ロスカットにならないための 『証拠金維持率』の計算方法 を説明します。

目次 (クリックで移動します)

ロスカットの例

USD/JPYレートが100円の時に10万通貨買いました。レートが円安に向かうと予測して買ったものの、レートは予想と反対方向へ。次第に円高へ向かい、レートはついに97円に。その時点でロスカットレベルに達し、保有中のUSD/JPY10万通貨が自動的に決済され、損失30万円が確定しました。

こんな目には遭いたくありませんが、これがいわゆるロスカットの一例となります。どのFX口座を利用しても、一定のレベルに達すると必ずロスカットが実行されます。主な理由は、FXトレーダーの損失をなるべく小さくすることです。

ロスカットをメリットととらえる

株式取引は投資金が一瞬にして0円になる(投資先の破綻等)こともありますが、FXにはロスカットと言う保険的システムが備わっているので、一定の範囲で投資金を保護することが可能なのです。残った資金を活用し次の取引でプラスにすれば良いのですから、ロスカットはFX投資に不可欠なものと、積極的に考えましょう。

FX会社で違うロスカット・ルール

実は, ロスカット・ルール はFX会社によって違いがあります。以下をご覧ください。

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これはFX会社各社のロスカット基準比率です。証拠金維持率がこれより下回った段階で強制決済が執行されると言う事です。

証拠金維持率の計算方法

証拠金維持率とは、時価評価総額に対する必要証拠金の割合のことで、以下の計算式で求めることができます。

●時価評価総額 ÷ 必要証拠金 × 100 = 証拠金維持率

証拠金維持率50%の で取引したと仮定しましょう。 USD/JPYレートが1ドル100円の時に1万通貨取引すると, 必要証拠金は4万円となります。 取引を始めた時, 口座内資金が10万円だとすると…

・時価評価総額10万 ÷ 必要証拠金4万円 × 100 = 証拠金維持率250%

証拠金維持率は250%となります。しかし、レートが予想と反対方向に進み、含み損が膨らんでいったとすると・・・

・時価評価総額2万円 ÷ 必要証拠金4万円 × 100 = 証拠金維持率50%

時価評価総額が10万から2万円になる、つまり USD/JPYレートが 「100円 – 8円 = 92円」 になった時に ロスカット になる計算になります。 ロスカットがどのように実行されるのか, イメージが湧いたでしょうか。

当然 強制的にロスカットになる前に, 手動でロスカットする方 (損切り) が賢明ですが, そのことについては次の記事で学ぶことにしましょう。

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  • □ 著者: 瓜生勝

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