FXトレーダーと意外な関係があるカバー取引とは

更新日 2020年9月4日

カバー取引とは?

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トレードで表示される為替通貨ペアのレートは、世界の為替市場で実際に取引されているレートと全く同じではありません。この事実を初めて知った時にビックリしたのは私だけではないようですが、そのからくりは業者とカバー先との関係にあるのです。FX会社の提示するレートの仕組みを詳しく解説したいと思います。

カバー先とは

FXのトレードにおいてレートを提示される際、業者は提携する金融機関からリアルタイムで取引されている為替レートを受取ります。この提携金融機関を一般に、「カバー先」と言います。

カバー先と取引業者の関係

カバー先から受け取ったドル/円レートが、102.100円だったとしましょう。そのレートを受取ったFX業者はそのまま同じレートで顧客に提示するのでなく、少し‘色’を付けて提示します。その色を付けた分が取扱い業者の収益となり、言い換えれば、その色がスプレッドとなっているのです。

カバー先は多いほどFX会社ほど有利

カバー先から受取ったレートが102.100円、顧客に提示するレートが『売値102.098円/買値102.102円』と言うように、FX業者は市場価格を参考にレートを提示しているわけなんですね。為替市場取引レートとFX業者提示レートが微妙に違うのは、こうした仕組みによるものだったのです。

ただし、カバー先からのレートとかけ離れたレートを提示することは基本的にない、と言えます。もしそのようなことが度々あれば、顧客からの信頼を失いますからね。

また、FX業者が提携するカバー先は1社だけではありません。ほとんどのFX業者が複数の金融機関と提携しているのですが、複数の金融機関と提携することにはメリットがあります。

上の例では、‘カバー先から受取ったレートが102.100円’でしたが、カバー先が3社だとして、1社の提示レートが102.100円、その他の二つが102.102円と102.104円の場合、FX業者は自社にとって一番有利なレートを提示できるわけですね。しかし、カバー先が一つ、提示レートが一つなら選択肢はありません。

そう考えると、FX各社のカバー先は多ければ多いほど良いと言えます。もちろん、カバー先の質も関係しますので、カバー先の数だけで判断はできませんが、提携するカバー先の数をFX会社の選別材料とすることができるでしょう。

カバー先の多いFX業者は?

FX会社別のカバー数一覧

※社名クリックで業者のカバー先一覧ページへ

のカバー先は ヴァートゥ・ファイナンシャル, ADS証券, オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ, みずほ銀行, 三井住友銀行, 三菱UFJ銀行, クレディ・アグリコル銀行, クレディスイス銀行, コメルツ銀行, ゴールドマン・サックス証券, JPモルガン・チェース銀行, シタデル セキュリティズ, シティバンク, シェンフィン・キャピタル・リミテッド, スタンダードチャータード銀行, ステート・ストリート銀行, ソシエテ ジェネラル, ドイツ銀行, ノムラ・インターナショナル, バークレイズ銀行, BNP パリバ, バンク・オブ・アメリカ, バンク・オブ・ニューヨーク・メロン, 香港上海銀行, モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・リミティッド・ライアビリティ・カンパニー, UBS銀行, ロイヤルバンク・オブ・スコットランド の27社です。

それに対しは イツ銀行, OCBC証券, 三井住友銀行, アイネット証券, ナットウエスト・マーケッツ, みずほ銀行, ゲインキャピタル・ジャパン(銀行業), バークレイズ銀行, CGS-CIMB 証券, ひまわり証券, の11社となっていますから カバー先の数という観点から比較すると の方が有利と言えるかもしれません。どうぞ参考にされて下さい。

なお、カバー先の質の面で言うと評価・検証がやりにくい部分ですが、矢野経済研究所が実施している主要FX会社におけるFXサービスパフォーマンステストで”11年連続 約定率1位(スリッページ0)”を記録中の『』などは優秀なカバー取引を行っている表れといえるのかもしません。※プレリリース

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この記事を書いた人(著者)

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瓜生 勝(うりう まさる)

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
■ みんなの株式 ネット証券比較プロデューサー
- 20代で「投資で飯を食べていこう!」と決断し同社に転職。「(自分のためにも)勝てる情報・勝てるツール・勝てるサービス」を探し、日々ネット証券やFX会社のサービスを調査。投資全般のマニアックな分析が好きなオタク系トレーダー。
個人的にいま好きな会社
:「サービスレベルで他社に負けない!」と言う気持ちがビシビシ伝わって来ます(^O^)

  • □ 著者: 瓜生勝

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