FXトレーダーと意外な関係があるカバー取引とは

更新日 2018年11月9日

カバー取引とは?

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トレードで表示される為替通貨ペアのレートは、世界の為替市場で実際に取引されているレートと全く同じではありません。この事実を初めて知った時にビックリしたのは私だけではないようですが、そのからくりは業者とカバー先との関係にあるのです。FX会社の提示するレートの仕組みを詳しく解説したいと思います。

カバー先とは

FXのトレードにおいてレートを提示される際、業者は提携する金融機関からリアルタイムで取引されている為替レートを受取ります。この提携金融機関を一般に、「カバー先」と言います。

カバー先と取引業者の関係

カバー先から受け取ったドル/円レートが、102.100円だったとしましょう。そのレートを受取ったFX業者はそのまま同じレートで顧客に提示するのでなく、少し‘色’を付けて提示します。その色を付けた分が取扱い業者の収益となり、言い換えれば、その色がスプレッドとなっているのです。

カバー先は多いほどFX会社ほど有利

カバー先から受取ったレートが102.100円、顧客に提示するレートが『売値102.098円/買値102.102円』と言うように、FX業者は市場価格を参考にレートを提示しているわけなんですね。為替市場取引レートとFX業者提示レートが微妙に違うのは、こうした仕組みによるものだったのです。

ただし、カバー先からのレートとかけ離れたレートを提示することは基本的にない、と言えます。もしそのようなことが度々あれば、顧客からの信頼を失いますからね。

また、FX業者が提携するカバー先は1社だけではありません。ほとんどのFX業者が複数の金融機関と提携しているのですが、複数の金融機関と提携することにはメリットがあります。

上の例では、‘カバー先から受取ったレートが102.100円’でしたが、カバー先が3社だとして、1社の提示レートが102.100円、その他の二つが102.102円と102.104円の場合、FX業者は自社にとって一番有利なレートを提示できるわけですね。しかし、カバー先が一つ、提示レートが一つなら選択肢はありません。

そう考えると、FX各社のカバー先は多ければ多いほど良いと言えます。もちろん、カバー先の質も関係しますので、カバー先の数だけで判断はできませんが、提携するカバー先の数をFX会社の選別材料とすることができるでしょう。

カバー先の多いFX業者は?

FX会社別のカバー数一覧

※社名クリックで業者のカバー先一覧ページへ

のカバー先は イーフェックス キャピタル, オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ, カナダロイヤル銀行, みずほコーポレート銀行, 三井住友銀行, 三菱東京UFJ銀行, クレディ・アグリコル銀行, クレディスイス銀行, コメルツ銀行, ゴールドマン・サックス証券, JPモルガン・チェース銀行, シティバンク, スタンダードチャータード銀行, ステート・ストリート銀行, ソシエテ ジェネラル, 大和証券キャピタル・マーケッツ, ドイツ銀行, ノムラ・インターナショナル, バークレイズ銀行, BNP パリバ, バンク・オブ・アメリカ, 香港上海銀行, モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・リミティッド・ライアビリティ・カンパニー, UBS銀行, ロイヤルバンク・オブ・スコットランド の25社です。

それに対しは ドイツ銀行, OCBC証券, 三井住友銀行, アイネット証券, , ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド, みずほ銀行, ゲインキャピタル・ジャパン の8社となっていますから カバー先の数という観点から比較すると ワイジェイFXの方が有利と言えるかもしれません。どうぞ参考にされて下さい。

なお、カバー先の質の面で言うと評価・検証がやりにくい部分ですが、2017年7月に矢野経済研究所が実施した主要FX会社の約定率・スリッページ発生率調査で”約定率100%”を叩き出した『』などは優秀なカバー取引を行っている表れといえるのかもしません。※プレリリース

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  • □ 著者: 瓜生勝

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